最近テレビでも大活躍の教育評論家尾木直樹さんが2002年に著した学力低下についての本です。
ゆとり教育については現在は終焉しているということですが、2002年当時は学力低下を理由に攻撃されていた頃です。
そこで、その批判がいかに的外れで恣意的なものであり、まったく理由が無いということを主張されています。
まず、学力低下という非難のもととなっている世界との比較も精査されること無く報道されそれが一人歩きして批判材料となっているという実態があります。
また、それと合わせて批判された絶対評価についてもなんら貶められる理由はありません。
また、ゆとり教育、土曜日休日にあわせ総合教育という試みがなされ、十分な効果をあげている例があったにも関わらず、それを無視してまた詰め込み暗記重視の”学力向上”路線に戻っていく現状に対しての危惧が示されています。
状況は10年経った今こそさらに悪化しているようです。尾木先生はどのようにお考えなのでしょうか。