爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「穂足のチカラ」梶尾真治著

これはSFと言っていいものか、救世主物です。
梶尾さんの書く人物はどれも芯からの悪人というのはいないようですが、特にこの物語では最初は主人公の一家を取り巻く人々はすべて悪意に満ちて家族皆がどうしようもない状況に落ちそうになったところで、救世主である子供の力が及んでいき、家族の周囲の最初は敵対していた人々もすべてが円満になっていきます。

本当にこういうことがあればいいのですが、夢物語でしょうか。