爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「終わりなき危機 君はグローバリゼーションの真実を見たか」水野和夫著

金融証券各社に勤め、現在は埼玉大学客員教授と言う水野さんの2011年9月の本ですが、非常に怖い内容です。ただし、私もはっきりとはしないまでも恐れを抱いていた問題について極めて明確に説明されていますので、すっきりと頭に入ってくるものでした。この本…

「サイレント・マイノリティ」塩野七生著

「サイレント・マジョリティ」とはよく言われる言葉ですが、塩野さんは1937年生まれてという年代が上も下もかなり発言が目立つ中であまり言葉を発しない世代ということを自覚して「サイレント」されに少数派であることも加えて「サイレント・マイノリティ」…

IPCC第5次報告書

IPCCの第5次報告書とやらが出てきているようですが、書いてあることはこれまでの繰り返しで、「このまま行くと今世紀末には」というおなじみの文句です。 ちょっと前に”前提を疑え”という本を読み、たしかにそうだと納得しましたが、このIPCCの二酸化炭素温…

教育論「もしも教育システムが職業人教育に最適化されていたら」

現在の非効率な教育システム(?誰にとって)が産業界の求めるような即戦力職業人育成について最適化されており、効率が良いものであったとするとそれはどのようなものでしょうか。まず、初等教育は全生徒に対して同等なものでなければいけないのは間違いな…

「その前提が間違いです」清水勝彦著

テキサス大学准教授という清水さんが良くあるビジネス書の文句が本当に成り立つのかと言うことを詳しく説明したものです。 例えば、「会社のトップにビジョンが無く戦略がころころ変わる」ということはよく言われることです。しかし、その”ビジョン”があると…