爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

コロナの再感染について忽那さんの解説

これまでも何回も書いていますが、コロナウイルスに再感染するかどうかは私のような感染経験者にとっては非常に大きな問題ですが、それについてはほとんど触れてあるところがありませんでした。

ようやく忽那賢志さんが書いてくれました。

news.yahoo.co.jp

この中に書かれていますが、日本では再感染か初感染かというデータはほとんど出ていません。

なぜかは知りませんが。

そのため、海外での研究データしか見ることができないようです。

 

イギリスの例ではすでに国民の8割以上が感染経験をしており、現在では新規感染者の3割が再感染者だということです。

日本では感染者数からしてまだ3割程度ですので、再感染者はいるとしてもまだ比率としては低いのでしょうか。

 

変異株に対しては以前の株による獲得免疫は効果が薄くなるのですが、これまでのオミクロンBA5以前の株について、オミクロンBA1,2感染者はBA5に対してもある程度の免疫はあるものオミクロン以前の感染者はあまり予防効果が無いようです。

この感染者はすでに経過時間もかなり長くなっていますので、さらに効果は薄れているのでしょう。

ただし、今後の流行が危惧されている新たな変異株XBB系についてはこれまでの感染による免疫はあまり効果が無いようです。

それが流行し出せば再感染者が急増するかもしれません。

 

再感染の場合に重症化しやすくなるのか、そうでないのかについては、海外の研究でも相反する結果が出ています。

カタールおよびイギリスの研究結果では再感染者は重症化、死亡例が初感染者と比べて少ないということです。

しかし、アメリカの退役軍人病院でのデータでは再感染者の方が死亡率が高いという結果になっています。

退役軍人病院ではその患者の多くは白人の高齢男性であるということはありますが、高齢男性である私にとっては(白人ではありませんが)ちょっと気になるところです。

 

私自身、感染したのが2022年10月であり第7波ですので、BA5である可能性が強いのですが、それでも感染から5か月が経過しておりかなり免疫も落ちている可能性があります。

旅行も観光もやり放題になってしまいました。

5類になっても感染が少なくなるわけではなく、今後流行拡大が増える危険性もあります。

注意は必要なのでしょう。