爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

興味深い教育論、熊日新聞コラムで岡崎勝さんの記事

長く教育に当たってこられ、現在は教育評論家として活躍されている岡崎勝さんが熊本日日新聞に書かれた記事が興味深いものでした。

「岡崎勝の学校のホンネ」というコーナーです。

 

子どもに自由に遊ばせていると様々なトラブルが発生します。

岡崎さんは鬼ごっこが効果が高いとして薦めているようですが、そこもやはり問題続出です。

ごっこは鬼がタッチした人が次の鬼になるというルールなのですが、そのタッチしたかどうかという判定は別に審判がいるわけでもないので、双方の自主判定になります。

そこで鬼の子はタッチした、相手の子はタッチされていないと言い張って譲らないということになるわけです。

こういった事態は避けたいと考える先生もいるようですが、岡崎さんはこれこそが人間関係を上手く収めるという経験になるので有効だと考えるそうです。

 

いつまでもタッチしたしないで言い争っていても埒が明かないので、いずれはどっちかが折れることとなります。

折れた方が損かというとそうでもなく、周りの子どもたちから見ればそちらの方が人格が上というイメージを与えることとなり、かえって得をするということもあるということ、そんなあれこれを体験していくというのが貴重な経験となるということです。

 

それもこれも含め、遊びというのは子供にとっての重要な体験機会であるということなのでしょう。