COP27は首脳級会談となっていますが、途上国側は気候変動の被害は甚大でありそれは先進国に責任があるとして支援金を求めるという戦略に出ているようです。
ロシア産天然ガスの輸入を止めているため、特にヨーロッパ諸国の足並みがそろわず出方が注目されるところです。
中には緊急対策として石炭火力発電を増強するという動きもあるようですが、それで途上国にも石炭廃止を求めるなど無理な話だと思いますが、そこに焦点を当てるとまでは今のところ至っていないのでしょうか。
支援金の話がうまくいかなければ途上国側もヨーロッパ各国の行動の矛盾を突くといった戦法にも発展しかねず、そうなれば完全にCOPの破綻となるかもしれません。
気候変動で脅しをかけるというのはヨーロッパ側の戦略だったわけですが、逆にそれを使って多額の支援金を要求するというのはなかなか効果的な戦法でしょう。
さて、どういった方向で議論が進んでいくのか、まとまる見込みはほぼ無いと思いますが、何とか形だけは整えるのでしょうか。