来年度予算で防衛費は金額での申請ではなく別枠を設けるようです。
ウクライナ侵攻以来、軍事費(もはや”防衛費”などとは言えません)を増やして備えなければ今すぐにもならず者国家の侵攻を受けるかのような言い方をする人が増えています。
しかしそれで他の国家予算を切り詰めるという話にもならないようですので、結局は軍事費用にさらに国債発行を増額するということでしょう。
どなたかが書いていたことですが、「これまで赤字国債で軍備を整えた国は必ず戦争に向かって行った」そうで、非常に納得させられました。
国債というものは返さなければならないという基本すら忘れかけたような日本ですが、当然のことで、それが難しくなればなるほど「一か八か」で戦争に打って出るという音になりかねません。
まして、かつては「戦争で勝てば賠償金が取れる」という幻想に踊らされた人たちも多かったのですから、苦しくなったら戦争へという動きも加速されたのでしょう。
戦争へ向かうことを押さえるためには仮想敵国も含めて関係諸国との対話を進め、その求めるところも正確に捉えていかなければなりません。
ペロシの台湾訪問などは押しとどめる努力をするのが必要な事であり、それに対しての中国の反応を問題視し「やはり軍備を」などと利用するなどはもってのほかです。
このような軍事費の使い道もどうせアメリカ製の兵器購入でしょう。
その面でもアメリカ奉仕ということが見えています。
日本国民の財産をあげてアメリカに尽くし続ける。それが安倍が言い続け遺言にもなっている「美しい国」でしょうか。