数日前のテレビ番組で「ジビエ肉の刺身」が放映されたということで、SNSなどで批判が殺到しています。
それについて、松永和紀さんが解説した記事が掲載されていました。
まったく見たことも無い番組ですが、TBS系のものだったようです。
猟師から直接仕入れたシカ肉ということで、シカ肉の刺身やタタキ、ユッケなどを出す店で出演者が刺身を味わうという場面だそうです。
これに対し、直後からSNSなどで獣医師や調理専門家などから批判が殺到しました。
肉の生食は危険な場合が多いのですが、特に野生の動物などではどのような病原体が居るか分かったものではありません。
これについて、松永和紀さんが解説していました。
「ジビエ肉の生食は、腸管出血性大腸菌、E型肝炎、サルモネラ属菌、寄生虫などにより食中毒となる可能性があり、死亡するリスクもあります。」
そして、テレビ局側の責任も重いと、
「テレビ番組制作側の責任も大きい。ジビエの生食の危険は、これまで繰り返しSNS等で指摘されており、インターネットで少し検索するだけで情報が大量に出てきます。そんな常識すら持たずにとりあげるのは、あまりにも自覚に欠けています」
書いています。
どうも行き過ぎた「生食信仰」があるようです。
ジビエだけでなく飼育の家畜でも危険性はあるということも忘れてはいけないでしょう。