爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

小島正美さんの「Food News Online」より「週刊誌はいつから消費者の味方をやめたのか」

小島正美さんの「Food News Online」は少し更新が滞っていたようですが、また復活しました。

その中で扱われていたのが、消費者庁が公開した「食品添加物の不使用表示のガイドライン」に対して、週刊誌などが的外れな批判をしていることについてです。

foodnews.online

消費者庁がこのようなガイドラインを発表したのは、消費者に誤認を与えるような「食品添加物無添加」とか「添加物不使用」といった食品表示が横行しており、消費者にとって不利益となることが多々あるということからなのですが、週刊誌はその趣旨とは違う方向で批判しています。

 

食品添加物攻撃を繰り返す週刊誌といえば数誌あるのでしょうが、今回もその中の週刊新潮週刊ポストで掲載されていたようです。

 

そこではこのようなガイドラインは「有害な添加物の使用を勧めるという、時代逆行のものだ」といった批判がされています。

 

そもそも、このガイドラインが何のために設けられたのかという事情すらまったく考慮することもなく、ただただ「添加物は有害」という持論を主張する人々の意見を載せるのみです。

その著者の顔ぶれもいつも一緒ということです。

 

このガイドラインはあくまでも「添加物無添加表示で消費者を騙そうとする業者を規制する」のが目的であり、添加物自体の有害性、有効性を議論するものではないということですので、そこを間違えないでもらいたいものです。