爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「日銀は国の子会社だから国の借金は心配無用」安倍元首相の認識はこんなものか。

安倍元首相がある会合で語った発言内容だそうです。

news.yahoo.co.jp

そのポイントは記事によるとつぎのようなものです。

(1)「(政府の)1000兆円の借金の半分は日銀が(国債として)買っている」

(2)「日銀は政府の子会社」であり、それゆえ、  

(3)「60年で(返済の)満期が来たら、返さないで借り換えて構わない。心配する必要はない」

とんでもない話で、こんな奴が長期政権を続けていた(そして今も院政をしている)のですから国がガタガタになるはずです。

 

記事内にも詳しく書かれていますが、日銀が国債を大量に引き受けたとしてもその債務が無くなるはずもなく膨らみ続けています。

 

ただし、こういった主張に同調して「いくらでも国債発行を」という連中も続々と登場しています。

あたかもそれで何とかやっていけるかのような幻想を振りまき、国債の大盤振る舞いで票を買いたいのでしょう。

 

しかし安倍の勘違いは今でも相当なひどさのようです。

「史上最低最悪の首相」という称号をかつて贈りましたが、今は「史上最低最悪の元首相」と呼びましょう。