おおかたの予想通り、連休で各地の人出も多くなったため(と称していますが)新規感染者数はまたも増加。
特に地方での感染増加が著しく最高数を更新というところも続出しています。
ワクチン接種は2回が80%以上、3回接種も55%と過半数を越えていますが、やはり「感染防止効果」はほとんど無いことが明らかです。
「重症化防止」の効果はあると称していましたが、実際に「いわゆる重症者」の数は非常に低くなっており、実証されたかのようです。
しかしこの「重症者」は初期の感染者で頻発した肺炎症状悪化のために呼吸困難となり人工呼吸器やエクモを装着している人ということで集計しているようで、その人たちは少なくなったということなのでしょう。
そのためか、重症者は少なくなっても死亡者は続出しているようで、呼吸困難以外の症状悪化で死亡するということでしょうか。
どうもウイルスの性質がかなり変わってきており、症状も変化しているのではないかと思いますが、それが何なのか、専門家の説明が今のところ見られません。
これまでの総感染者数は12日時点で約827万人、死亡者は29975人ということです。(NHK集計)
日本の総人口が1億2600万人ほどですので、人口の6.6%が罹患したということになります。
しかし、特に初期の頃はPCR検査の数が不足しており実際の感染者はこの数倍とも言われていました。
3倍としても20%は罹患したこととなりますが、これだけ感染者が出てもさらに新規感染者が爆発的に増えるということがあるのでしょうか。
沖縄県は人口の割に感染者が多く、すでに18万人が感染しているそうです。
沖縄県の人口は約140万人ですので、人口比で13%が感染、全国平均の2倍に達しています。
しかし沖縄でも最近は再び新規感染者が増加するということになっています。
まだ「未感染」で感染しやすい人がそれほど残っているのでしょうか。
ワクチンは感染防止には効果なしとしても、ウイルスに一回でも感染したら再感染しにくくなるのが普通なのですが、その効果は無いのでしょうか。
今のところ日本では「再感染」が多発しているという情報は出ていません。
海外ではそういった話もありますが、これは実際には完治していなかったものを再感染と判定しているのではないかという疑問も出ているようです。
再感染なしに新規感染だけでこれほどまでに感染拡大が起きるということは、よほど国民の「感染防止努力」が不足しているということなのでしょうか。
ウイルスの型は現在はほとんどがオミクロン株ですが、そのサブグループで何種類かあるようです。
しかしオミクロンの次に来る変異株とは言えないようです。
もちろん、抗原抗体反応がまったく異なるような大きな変化であるはずはなく、免疫反応には影響がないはずですが、どうなのでしょう。
これほどまでにウイルス感染の状況が違ってきていると考えられるのですが、相も変わらず「マスク」「消毒」「換気」といった感染防止対策に変化はなく、国民の間にも疑問が広がっているのでしょう。
それが旅行などの拡大、観光の復活などに現れているようです。
まあ、政府が「マスク着用の中止」などということを言い出せばまた感染拡大した時に批判されるのも必定ですからできないのは分かりますが。
ともかく、現在のところ「疑問」ばかりでその答えがほとんど分かりません。
ただし、状況はかなり変わってきていると感じます。