最近の賀茂川耕助さんのブログは、その根底的な反米主義のためか、極端な傾向となっていましたが、今回の「欧米の本質的な人道差別」という指摘は大いにうなずけるものでした。
報道の立場によってその描写はかなり違いますが、それでもウクライナにおいて多くの人がひどい状況にさらされているのは間違いないことでしょう。
しかし、その報道の奥底に欧米人の人道差別主義というものが見え隠れしているというものです。
「このような事態が”金髪と青い眼の人々”に起きている」
「想像を絶する事態が起きているのはヨーロッパであり”第三世界の発展途上国”ではない」
といった言葉が溢れ、彼らの中に「第三世界であればこのようなことはありふれている」「ヨーロッパの白人の国で起きるのは許せない」という思想があるのは間違いありません。
イラクやシリア、アフガニスタンで同じような状況になっても構わず、白人の国ウクライナで起きるのは許せないというのが欧米の心理の根底にあるということです。
反ロシア、反プーチンの雰囲気が異常なほど強まっているのも、そういった心理の底にある人種差別主義が関係しているのではという指摘です。
確かにそういった面もありそうです。
それに気が付く人が増えてくれば良いのですが。
しかし、白人でない日本人もその感覚に侵されているというのは皮肉な話です。