爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

道に迷った思い出、弘前駅から弘前大学まで。

方向音痴で道に迷うという話をいくつか書きましたが、私も迷ったという思い出が人生で何回かあります。

 

その一つ、弘前駅から弘前大学まで行った時の話です。

 

時は30年以上前、関東地区の研究所で働いていた時に弘前大学で開かれる学会に出席するという出張話がありました。

自分が発表するわけでもなく、出席して聞いてくるだけという気楽なものでした。

 

しかし、弘前大学がどういった場所にあるのか、今のようにネットでチャチャっと調べるということもできず、会社の図書室にあった「全国地図帳」を見ても各県地図のほかに都市図はいくつかしか掲載されておらず、弘前市の地図もわずかにあったのですが、下記地図の赤線四角形の範囲くらいが見えているだけで、「弘前大が載っていない」ものでした。

つまり、ここでこの前読んだ本にあった「事前調査は十分に」ということができなくなっていたことになります。

 

学会の開始時間は確か10時くらい、当日朝からの出発では到底間に合わず、普通なら前日入りで弘前宿泊のところですが、行き方は自由だったので当時はまだ運行していた奥羽線回りのブルートレイン、「あけぼの」に乗り当日朝に到着して弘前大に向かい学会に間に合わせるということにしました。

 

地図は確かめることはできなかったのですが、弘前大はだいたい弘前駅の南西側で、徒歩20分くらいという情報はあったので、なんと「歩いていく」ことにしました。

若気の至りで、アホでした。

 

駅を出て左前方に進み始めたまでは良かったのですが、今地図を見てみるとおそらく「広崎メディカルセンター」横をまだ直進し、大成小学校横をまだ先に行って大通りに出たところで左折すれば到着したものと思います。

ただし、「たぶんどこかで左方向にいくのだろう」という感覚があったようでそれがかなり早く現れてしまったようです。

おそらくメディカルセンター(当時はあったかどうかわかりませんが)あたりで左折してしまい、そこからどんどん進んで行ってしまい、どうもおかしいなと言うことに気づきました。

左側にどうやら鉄道線路らしいものも見えてきて、奥羽線に再会するようでは間違いだということに思い至りました。

学会開始時間も迫ってきており、結局は走ってきたタクシーを止めて乗り込むことになってしまいました。

こんなことなら、弘前駅からタクシーに乗っておけばよかった。

 

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とにかく、「事前調査」は必須です。

今は日本だけでなく世界中ほとんどの所の地図は見ることができます。

ストリートビューで道の風景も確かめられますので、それさえあればまず大丈夫でしょう。

 

なお、学会出席の出張終了後は、ゆっくりと弘前観光を楽しみましたが、その時には地理的不安は全く無くあちこち見ることができました。