爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

医師は患者や家族の要望にどこまで対応すべきか、NATROMの日記より

埼玉県で病死した母親の主治医たちに発砲し死傷させるという衝撃的な事件が起きました。

これに関連し、自身も内科医であるNATROMさんがブログに書いています。

natrom.hatenablog.com

もちろん当該の事件についての論評ではなく、NATROMさんの経験から見た患者や家族とのトラブルについて書かれたものです。

 

患者や家族と病院・医師とのトラブルというものはかなり多いようです。

死生観の違いというものも大きいでしょうし、様々な報道などからの知識がさらに食い違いを加速させるということもあるのでしょう。

 

しかし、さすがに「患者家族の対応も医師の仕事の範囲内なのでプロフェッショナルとして十分行う」という姿勢は大したものです。

それでも「今回の事件のような事態は予想していなかった」というのが本当の所でしょう。

 

私も自分自身の病院との関係でも完全に満足とは言い難いものでしたが、やはり両親や縁者の臨終の際の病院や介護施設の対応などで気になるところはいくつか見られました。

こちらとしては親族の臨終などと言うことは一生の間に数回しかないことですが、あちらでは毎日のように起きることでしょうからその感覚の違いも確かにあるのでしょう。

「簡単にあきらめる」ことがよいことだとは思えませんが、ある程度は仕方ないということでしょうか。