最近読んだ本、(”結局、ウナギは食べていいのか問題”海部健三著)の中で出てきた言葉ですが、内容についてはこれまでも数多く取り上げていたことでした。
ただし、「グリーン・ウォッシュ」という言い方は知りませんでした。
調べてみると、かなり話題にもされているようで、環境を考える上で大きな問題であることが判ります。
その意味は次の定義が適切でしょう。
一見、環境に配慮しているように見せかけて、実態はそうではなく、環境意識の高い消費者に誤解を与えるようなことを指す。
と言うことです。
歴史はかなり古く、1980年代に環境活動家が使い始めたとウィキペディアには載っていました。
ただし、80年代当時はまだ幼稚な手口のものでしたが、現在では非常にそれも洗練されてきたようです。
- 意図的な情報の隠蔽(危険物質を含む「省エネ」家電)
- 無関係(CFCの使用禁止が遥か以前に決定しているにも関わらず、CFC未使用を謳う)
- あいまいさ(100%天然を打ち出しているが、自然に存在する砒素などの定量的な評価がない)
- 証拠がない
- 空言
- より悪いものとの比較
その手法は上記のようなものだということです。
まあ、言われただけですぐに思い当たるものがあるようですが。
他のサイトでもグリーンウォッシュの見分け方などといったものもあり、読めば面白いかもしれません。
ただし、「批判している方が怪しい」という場合もあるかもしれませんので、注意が必要かもしれません。