若い頃は盛んに読んだSFですが、このところまったく手に取れなくなりました。
久しぶりに最近の(といっても少し前)ベストSFの評を集めたSFマガジン誌の本を読みました。
驚いたことに、と言うか、当然ながら、と言った方が良いのか、取り上げられている小説はほとんど聞いたこともないものであるだけでなく、作者もほとんど知らない。
辛うじて、誌上で文章を書いている人たちの中に知った名前がある程度です。
2006年版の方での国内1位の小川一水氏、2011年版の方での上田早夕里氏のどちらも全く初めて聞いた名前でした。
「ベテラン作家誌上対談」で出てくる、山田正紀、谷甲州、鏡明といったメンバーになるとようやく見覚えがあるというところです。
SF界としては、さらに範囲が広がり様々なタイプの作品が溢れているというところでしょうか。
その点はかなり変わっているのかもしれません。
これを機会に、また少しは読んでみても良いかもとは思います。