爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

国交省のデータ改ざんはGDPの底上げを狙っていたのか。

国交省で基幹統計のデータを2013年から書き換えていたという問題が発覚し、野党などはそれはGDPを高く見せるための意図があったのではと批判しています。

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それに対し国側はGDPの数値には影響しないなどと言い訳をしていますが、まあ完全に無いとは言えないけれど大した影響はないのでしょう。

 

しかし、私の見たところ官僚にそこまでの深い意図があって何かするほどの「能力はない」というのが実際にところではないでしょうか。

 

どうやら各企業からのデータの申告が遅れ、何とかしなければとごまかしたようです。

色々と批判している人も多いようですが、そこまで官僚の質の劣化が激しいというのが本当のところでしょう。

 

しかし、本当に「昔は官僚は優秀だったのか」それも怪しいものと思いますが。

ただ単にまずい事例が流出しなかっただけのことで、同じような、いやもっとひどいこともあったのかもしれません。

ただし、「官邸に忖度しておけばよい」という方向の劣化と言うものは最近のことかもしれません。

これはそれに長けた人間を抜擢するといった方法で、より政権側の都合の良い官僚が選択されるでしょうから、さらにひどくなっているというのは確かかもしれません。

 

安倍の頃から何度も書いていますが、自公政権側が官僚を擁護するような姿勢を示すのも間違ったものでしょう。

官僚に対して厳しい態度を示すことが政権の価値も上げ、より厳正なまともな官僚の抜擢にもつながるでしょう。

それをしない以上は政権側も同罪と言うしかありません。