爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ドイツでエネルギー供給危機、脱原発、脱石炭火力を進めて天然ガス依存になればそうなるか。

ドイツ在住の作家、川口・マーン・恵美さんが記事を書いていました。

news.yahoo.co.jp

イギリスでも電力不足で異常な天然ガス価格値上げを行ったそうですが、ドイツでは電力供給の危機的状況になっているそうです。

ドイツでは脱原発を率先して行い、世界的にも主導的な役割を果たしてきたのですが、それに加えて脱石炭火力発電も取り組んでいれば、現状では残るは天然ガスのみ。

それが様々な要因で価格高騰となっているため、電力料金も上がるばかりか供給不安にもなっているようです。

 

天然ガス価格の高騰はロシアの恐喝という側面も指摘されていますが、まったく無いとは言えないもののそれが主因とではないようです。

実際の所、ロシアからの天然ガス供給は契約通りに進められており、価格もそう急には上げられないとか。

どうも世界的な需要の拡大が響いているということでしょう。

 

自然エネルギーの拡大も思うようにいかず、風力発電の多いイギリスでこのところ風のあまり吹かない凪の状態が続いたため、発電会社が2社倒産したとか。

まだまだ脆弱な企業が多いようで、安定はしないでしょう。

 

ドイツの冬は電力不足と価格高騰という不安に襲われることとなりそうです。

それは日本でも無縁ではありません。