爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「アメリカCDCはPCR検査の精度が低いから中止する」という説が出回っているが「誤り」

広く出回っているニュースなどが真実かどうか、その出所を調べて報告している「ファクトチェック・イニシアティブ」というNPO法人が出している報告で、冒頭のようなもののチェックが行われ「誤り」と判定されていました。

 

infact.press

一般的なニュースではなく、ネット上の噂話のようですが、かなり広く拡散してしまったようです。

 

アメリカのCDCと言えば、感染症対策の中心ですので、そこがこのような発表をしたとすれば大きな問題となるはずですが、結局はCDCの発表資料の読み誤り、(恣意的な?)だったようです。

 

CDCが7月21日に発表した内容を元に作り出したようですが、この発表は「新型コロナウイルス検出方法を、新型コロナとインフルエンザウイルスを同時に検出できる方法に変更する」というものであり、これまでのPCR検査が精度が低いなどということは何も言っていないということです。

さらに、他の発表でもPCR検査の有効性についてはCDCは繰り返しており、それに疑いを持つような内容は全く無いということでした。

 

しかし、ツイッターで出たこのような与太話を、すぐに多数の人がリツイート、さらに他のネットニュース等にも引用され拡散しているということです。

元のCDCの発表を当たるというのは大変なのでしょうが、注意したいものです。