爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

ワクチン接種申し込みも自治体次第。ダメなところはかなりダメ。

高齢者へのワクチン接種がぼちぼちと始まっていますが、そのやり方も自治体任せのようで、かなり上手い下手の違いが出ているようです。

 

当地熊本でも早いところではすでに接種が始まっているところもありますが、最大都市熊本では申し込みが開始されました。

しかし、対象となる65歳以上の高齢者が20万人以上いるのに、初回分の受付が4200人、これを電話・ネットでヨーイドンで受け付ければ大混乱になるのは判りきった話ですが、どうやら何の工夫もなく始めてしまい、案の定の混乱になりました。

 

市当局者の話では「予約を取れない人が大量に出るのは想定の上で公平性を優先した」ということです。

 

「公平性を優先」などと言えば正当な手続きのようにも聞こえますが、これは市当局の責任逃れの意思表示にすぎません。

例えば80歳以上を最優先とか、地域別に順序を付けるとか、混乱を防ぐ方策はいくらでもあり、現にほかの自治体ではそういった手法を取っているところもありますが、そのような方策を取ること自体が自治体の責任を問われることであり、後回しにされた人たちからの批判もあり得るところです。

 

それが嫌で、「公平性を優先」などと言って早い者勝ちにしただけのことにしか見えません。

まあ行政手法についてはほとんど期待もできない市政のようですので、こんなものだろうとも言えるのですが。

 

一方、私の住む八代市ではかかりつけ医での接種を優先させるということで市役所関与は最小限にするつもりなのか、病院によってかなり対応差があるようです。

これも市役所の姿勢としてはかなりの無責任のようでもありますが、かえってこちらの方がうまく行くのかもしれません。

 

まあ、ワクチンの入荷量次第ですが、どうやらEU域内の生産国からこれからかなり大量に入るようですから、そのうち接種もできることでしょう。

そうなれば少しは安心かも。