爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

緊急事態宣言が解除になったと思ったらまん延防止措置。これからどうなるのか。

緊急事態宣言が解除になったのはちょっと前のようですが、もう「まん延防止措置」だそうです。

 

これが緊急事態宣言とどう違うのかもよく分からなかったのですが、緊急事態宣言はステージⅣからのところ、ステージⅢからだとか。

まあ、名前はどうあれまだまだ感染が危険な状況だということでしょう。

www.huffingtonpost.jp

経済状況の方も大変な様子ですが、その中味はかなりバラバラのようです。

 

全体として見れば不況感が強いのですが、業種によって全く異なります。

明らかに悪い、旅行関係、飲食業などはさらに悪化の危険性もあり廃業や失業者増加などが懸念されます。

 

一方、製造業などではさほど悪くなっていないどころか業績上向きというところもあるようです。

 

国全体としての景気などというものではなく、それぞれに業種を見て行かなければ対応も間違えそうです。

少なくとも「全員に同額給付」などと言うばらまきはもうやってはいけないということでしょう。

 

緊急事態宣言解除で営業時短要請も解消とするとまたすぐに感染拡大、さらに時短では特に飲食業では営業が難しくなるところも増えそうで、報道でも盛んに取り上げられています。

 

これは、どうやら産業構造自体がかなり変化せざるを得なくなっているのでは。

 

産業構造の変化と言うことはこれまでも何度も、その範囲も様々に起きてきたことですが、これほどまでに急激に、しかも業種がごく限られて起きるということは驚くべきことかもしれません。

それが、飲食業や宿泊業といった「目立つ」業種であったこともあり、国民の多くがよく見聞きしている店や経営者、店員たちがひどい苦境に立たされているということも、身近に感じさせられる原因となっているのでしょう。

 

しかし、まだワクチン接種も進まずその効果も出ないとあっては、これから数か月いや数年は元通りの状況にはなり得ないことになり、とても続けられないという店や企業も続出することでしょう。

これが「コロナ後の新社会」なのかもしれません。

そこには、かつて慣れ親しんだ飲食店などは消えた町があるのかも。