珪藻土マットというものが結構売れているようですが、その製品に発がん性のあるアスベストが混入されているものが発覚したということが話題になりました。
それについて、リスク学研究者の永井孝志さんが解説をしていました。
まず、「基準値0.1%を越えるアスベストが検出」という問題で、その基準値というものが本当に人体に対して危険な量を考慮したのかどうかということが述べられています。
それによると、その基準値の決め方というものは、実際には人間の発がん性などを考慮したものではないようで、あくまでも検出方法から来るもの(検出限界)であったようです。
つまり、この基準値を越えたからただちに危険というわけではないようです。
さらに、アスベストの危険性というものは微細な繊維となったものが呼吸と共に吸引して肺に到達して初めて発揮されます。
したがって、珪藻土マットを使っているだけではその危険はほとんどありません。
ただし、珪藻土マットはその使い方として表面に汚れが付着したらヤスリで削るということが言われています。
そうなればマットに混入されたアスベストが微細粉末になる危険性もあるでしょう。
また、誤って破壊した場合には粉末がより大量に発生するかもしれません。
しかし、どうやらどちらの場合も心配するほどアスベスト繊維が発生する危険性はないようです。
さらに、このガン発生メカニズムは長期にわたって継続して吸い込む場合に激化しますので、一度だけの発生ではそれほど危険ではないようです。
我が家にも当該販売店のものではありませんが、いくつか珪藻土マット製品がありますが、まあ心配はないようです。