爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

熊本市職員がコロナ感染で市役所など一時閉鎖し消毒、それは当然だが市長が過度に謝る必要があるのか。

熊本市の職員がコロナウイルス感染が明らかとなり、市庁舎などを一時閉鎖して消毒したそうです。

それについて、熊本市の大西市長は市民に対して陳謝し次のように述べたと報道されていました。

www3.nhk.or.jp

テレビニュースのページはすぐに消えてしまいますので、例によって中の文章も引用させていただきます。

一方大西市長は、市の職員が新型コロナウイルスに感染したことについて議会で報告し「市民のみなさまに多大なるご迷惑をおかけしましたことを重く受け止め、改めて職員の感染防止対策を徹底してまいります」と述べました。

 

確かに市役所業務の一時停止などは市民にとって迷惑かもしれませんが、これでは感染した職員が「感染防止対策が不十分であったために感染してしまった」と言わんばかりのようです。

 

市長は別のところで「感染者への誹謗中傷、いわれなき差別はいけない」と言っていたはずですが、これではその発言と矛盾するように感じます。

 

現在言われている「感染防止対策」は、統計的には感染確率を下げることは確かであり、それをしっかりとすることで感染者を減らす意味はあるのですが、この「感染対策」をしっかりとしていた人は「絶対に感染しない」などということはありません。

いくら対策をしても危険性があることは、医師や看護師が病院内で感染してしまうことが頻発していることからも明らかです。

 

くれぐれも、感染した人々に対しての中傷などが起きないようにしてもらいたいものです。