八代市立博物館「未来の森ミュージアム」に散歩をかねていってきました。
10月13日より新たな展示として「知られざる肥後の絵師」と題し、博物館のコレクションの中から江戸時代から明治にかけての主に肥後藩の御用絵師であった人々の作品を展示されているものです。
今年の博物館は大変な状況で、コロナ禍のために予定していた展示内容を大きく変えており、その結果今月は「釈迦院と肥後天台の宝」を開催予定だったのですが、それがまた7月の熊本豪雨の影響でできなくなり、急遽手持ちのコレクションを展示するという窮状です。
実は私は博物館友の会の会員になっており、応援の意味でも見ておきたいと思って出かけたのでした。
しかし、現在は八代市民は無料で見学できるということで、あまり応援の意味もなくなってしまいました。
なお、展示内容の「肥後の絵師」の絵はピンチヒッターとはいえなかなかの作品ぞろいで、肥後藩の文化面での実力も十分に高かったことを示すものと思います。
なお、同時開催の「松井コレクションの能面」も、肥後藩家老で八代城主だった松井家の所蔵していた多くの能面の中から逸品を展示しており、こちらも見て損はないものでした。
まあ、お近くならどうぞと言いたいところですが、ほとんどの方は無理でしょう。