爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

「病院で受ける検査がわかる本」高木康、田口進著

健康診断やどこか調子が悪い時に病院受診の際に受ける「検査」

それはどういうものか、何を調べるのか、その際の注意点は、その結果はどう見るか

そういったことをまとめた、実用書です。

 

まあ正座して全部を読み通すといった本ではありません。

しかし、今回一応全部目を通してみました。

 

検査には「画像による生体検査」と「血液などの検体検査」があるようです。

普通の定期健康診断でいえば、胸部X線、消化管造影、心電図といったものが前者、血液を取ったり尿・便を取っての検査が検体検査でしょう。

 

他にもあまりなじみのない検査も紹介されていました。

 

気管支内視鏡検査と言われれば、想像はできますが非常に恐ろしいもののように思えます。

筋肉注射と咽頭麻酔をしてファイバースコープを喉から入れ気管に通すそうです。

 

腎血流シンチグラフィー検査

腎腫瘍や腎不全が疑われるときに実施されるそうです。

ガンマ―線を出すアイソトープを静脈注射し、直後からガンマ―線を感知するカメラを腰部に近づけて30分間連続撮影し、画像解析していくそうです。

なお、アイソトープと言っても非常に微量であり、その後速やかに尿に排泄されるため心配はないそうです。

 

なお、今話題のPCR検査ですが、本書は2020年初めの出版ですのでコロナウイルスは触れていません。

ノロウイルスの確認や、新型インフルエンザウイルスの感染の場合には使われることがあるということのようです。

 

色々と受けることがある検査ですが、その中身はほとんど知らないことが多いでしょう。

少しはその気で見てみたいものです。

 

五訂版 病院で受ける検査がわかる本

五訂版 病院で受ける検査がわかる本