東京都知事選で現職の小池百合子が再選、それも大差で対抗候補がすべて一本化しても届かないというものでした。
小池知事の問題点についてはネットでは多くの批判がなされていたために、この結果に対してもマイナス評価が多いようですが、その中で「普通の人々」の感覚について語っていたものがありました。
ノンフィクションライターという石戸諭さんという方の記事です。
president.jpいろいろな点をとらえて小池百合子を批判している人々が多数いますが、彼らはそれで小池に票を投じる「普通の人々」が見えていないということです。
これは、百田尚樹を批判することと同じようなもので、確かに批判すべきことは間違いなく存在するものの、「彼を支持する人々」も多数存在することが見えていないとしています。
ただし、この記事は百田現象、小池現象を分析してみせていますが、だからどうすれば良いのかということには触れていません。
このままで良いはずはないのですが、それでは何を見せられても深く考えずに居る「普通の人々」の目を覚まさせるように努力すべきなのか。
学歴詐称や政党渡り歩きといった「過去の問題」ではなく、現実の東京都政の欠点を指摘し続けるべきか。
おそらくそれをしても同様でしょうが。
まさに今起こり続けているスキャンダルをいくら指摘しても、自民党を支持し続ける投票行動をする人々が多数を占めるのと同じことでしょう。