見るともなしにNHKを見ていたら、医師の大谷義夫さんに対する誹謗中傷について報じられていました。
新型コロナウイルス感染拡大が激しかった当初、テレビ番組にも出演が多かった大谷さんですが、そのうちにぱったりと顔を見なくなりました。
その理由はやはり誹謗中傷にあったようです。
news.biglobe.ne.jp番組によれば、3月中旬より抗議の電話が殺到したため、それ以上のテレビ出演もできなくなったそうです。
抗議電話の内容は「反政府」や「反日」といった、訳の分からないようなもので、大谷さんとしては「PCR検査の拡充」を訴えただけでそれがなぜ「反日」などと言われるのか意味が分からなかったようです。
この種明かしもされていました。
実は、大谷さんが検査拡充を訴えた当初は、ネット上での意見も大谷さんに同調するものが多かったようです。
ただし、その同調者の中に反政府的な見方をする人が居り、彼らが大谷さんの「PCR拡充」の意見を引用したうえで、「このようなこともできない安倍内閣はダメ」といった自分の意見を付け足していたそうです。
それが、政権支持者たちから見ると大谷さん自身も反政権と見えたため、上記のような誹謗中傷の拡大ということになったのだとか。
私もどうもあのツイッターというのは、きちんとした意見がまとめられないため、あまり利用しないのですが、その限られた字数内だけでの展開は危険も多いと感じられました。
ただし、その意見がどうであれ実際に誹謗中傷のツイッターというのは問題ある行為でしょうし、抗議電話が殺到というのは許されない行動でしょう。
ネット上の諸問題はだんだんと見逃せないものになりつつあるようです。
中国のように強力な取り締まりが始まることになるのかどうか。
なんとかしなければならない段階です。