毎日新聞で食品や医療問題を扱ってきた小島正美さんは、時々誤解や間違いも見られた(私見です)ものの、総体的には真剣な取り組み態度で報道に当たってこられたと思います。
その小島さんが、主に食品関係の事柄についてのブログを始めたようです。
まだそれほど多くの記事が掲載されているわけではありませんが、どうなるでしょうか。
最初の記事、「遺伝子組み換え作物が地球温暖化を食い止める」や「”添加物不使用”や”無添加”は騙しのテクニック」というのは、多くの人が関心はあるもののどれが正確な情報か迷いやすいところでしょう。
そういった人々に届きやすい書き方がされているかどうか。
ちらっと拝見したところでは、やはりやや「本当のことを教えてやる」風な雰囲気が漂っているように感じます。
最近読んだ、五十嵐泰正さんという社会学者の方の書いた本によれば、専門家が一般の人に正確な科学知識を伝えるのは非常に難しいものだそうです。
sohujojo.hatenablog.comかえって、「原発は危ない」「食品添加物は危ない」という人々の言葉の方を信じやすいのが人というもののようです。
小島正美さんのブログがこれを乗り越えていけるかどうか、続けて拝見させて頂きます。