またもレコードジャケットについての話。
(これには、いつも通っている市立図書館が長期休館になっていることも関係しています。つまり、本が読めないので感想文も書けない)
中学生の頃に始まった音楽巡りは最初はビートルズやサイモンとガーファンクル、そしてシカゴといったポピュラー音楽を聴いていましたが、高校時代にはジャズというものに移っていきました。
とはいえ、相変わらず情報源はラジオだけ。
普通のラジオ番組でジャズが流れるということはほとんどなく、真っ暗闇の中で手探りで進むようなものでした。
そんな中で、初めて買ったジャズレコードが次のものです。
おそらくほとんど知る人もいないでしょうが、アメリカのトランペットプレーヤーのフレディ・ハバードという人の「Sky Dive」というレコードです。
彼はその当時はハービーハンコックとも一緒にプレーしていたようで、あまりシリアスになり過ぎず分かり易い演奏スタイルとでも言えるでしょうか。
その後、やはりトランペットと言えば当時すでに神格化されていたともいえるマイルスデイビスを聴きだします。
最初に買ったのがこれ。
もちろん当時は試聴などできる条件はほとんどなく、中身が何かまったく分からないままえいやと清水の舞台から飛び降りるような気持ちで買ったものです。
これも、マイルスが結構ほがらかに微笑んでいるジャケットで良いかと思って買ったのですが、内容はかなり進んでしまったもので、ほとんど良く分りませんでした。
その後、マイルスのレコードでも少し時間をさかのぼり、分かり易いものを聴くことができました。
この中の曲などは、私にとってはちょうど心地よく聞こえるものだったようです。
(またさらに続く)