横浜港に入港したクルーズ船に乗っていた乗客が新型コロナウイルス肺炎に感染していたということが分かり、乗客乗員全員の上陸を差し止め、検疫をしているそうです。
このクルーズ船は日本と香港などを往復しているそうですが、その日本から香港に向かった便に乗っていた香港在住の男性が香港上陸後肺炎を発症し新型と確認されたために、その後ベトナムを回って再び日本へ向かい那覇で入国しその後横浜へ到着したところでストップを掛けられたとか。
検疫官が乗船し検査した所感染の疑いのある人が見つかり、その検体の検査を実施しているそうですが、いまのところ乗客の上陸を許さずそのまま停泊しているようです。
テレビでもやっていましたが、なぜ全員の検査をしないのかなどと憤っている出演者もいました。
しかし、ウイルスの確認検査は現状ではまだPCR(遺伝子増幅装置)で特定のDNAを検出しなければならず、多量の検体を検査するわけにはいかないでしょう。
インフルエンザなどのように、抗原抗体反応であっという間に判定可能といったものと錯覚しているようです。
しかし、たまたまクルーズ船という宿泊設備のようなものだったので、検疫側としても安心して止められるのでしょう。
これが飛行機などであればその間の滞在施設も用意しなければならず、お手上げとなるところでした。
とはいえ、もしも乗客の中に感染者がいればそれを船の中で培養しているようなものですので、多くの乗員乗客が感染することになるのかもしれません。
まだまだ混乱は続きそうです。