高齢者の運転免許更新時に、さらに厳しいテストを繰り返すという「改善案」が出され、より厳重な審査の機会を作るようです。
ただし、現在の状態でも多くの希望者が殺到しており、これにさらに実車での運転試験までやるとなるとさらに手続きの長期化が見込まれるとか。
もう更新自体をやりにくくして、それであきらめて免許返納ということを狙っているかのようです。
高齢者の運転による事故が増えているといって、それの対策といえば何でも通りそうな風潮ですが、スムーズな手続きができるような方策は何も取らず、ただ審査を増やすだけでは手続き停滞が起こるばかりです。
私もこの前免許更新をしたばかりですが、この次の5年後には70歳になるため、手続きが煩瑣になります。
その時が思いやられる。
なお、高齢者事故ばかりが言われていますが、悲惨な事故、理不尽な事故の多くは若年者ドライバーによって起こされているということは忘れてよいのでしょうか。
またも、「真の敵は何か」を忘れてしまっているようです。
人類数千年の友のお酒をやり玉に挙げ、てんかんなどの病気に苦しむ人をさらに迫害し、人生の大先輩の高齢者を貶めてきました。
しかし、本当に問題なのは自動車という存在でしょう。
便利とばかり言われてその害毒には目をつぶっている、そういった間違いに人間はいつ気がつくのでしょうか。