ラグビーワールドカップ、準々決勝で日本代表は南アフリカの強さの前に敗退しましたが、多くの「にわかラグビーファン」を作り大きな盛り上がりを見せました。
news.jsports.co.jp前回大会で奇跡の番狂わせと言われた南アフリカ勝利を見せてくれた日本代表は、今回はそれ以上の実力を証明しました。
ただし、前回も大会以降のラグビー人気はなかなか上がらず、「代表だけ」の状態だったように感じます。
今回はどうなるでしょうか。
代表メンバーもほとんどが日本のトップリーグ各チームに所属していますが、トップリーグの試合は観客数が増えるでしょうか。
もともと、日本ではラグビー人気は大学の方が圧倒しており、社会人ラグビーは細々という言葉が似合うような状況でした。
2003年よりトップリーグとして衣替えしスタートしましたが、実力では上がってきたものの人気は今ひとつ、テレビでの放映もほとんどない状態です。
南半球のチームでのスーパーラグビーに他地域から唯一参加していた日本のサンウルブズも来年には脱退するとか。
国際的な高度な試合が経験できなくなるのは痛いことでしょう。
選手の報酬があまりにも少ないということも話題になっています。
また、怪我の危険性もあり、選手層がどんどんと薄くなっていくという問題点もありそうです。
明るいとは言えない今後の日本ラグビーの見通しですが、チャンスであるのは確かなのでそれを活かすような努力がされることでしょう。
それとともに、まだワールドカップ日本大会は終わってはいません。
準決勝、決勝と世界最高峰のプレーが見られるチャンスが残っていますので、それは楽しみにしたいと思います。