表紙に大きく書かれた「最高の飲み方」という字を見て、「これはもしかしたら飲みすぎていてもその害を減らす方法があるのか」と思ってしまいましたが、
そんなうまい話は無かった。
結局のところは、「一日あたりアルコール換算で20ml以下」という「適量」を守りましょうということです。
しかも、多くのお医者さんたちに取材して話を聞いたようで、「酒にはこんな害があります」という事実を次々と羅列。
すっかり意気消沈してしまいます。
今では私も毎日飲むということはないのですが、それでもたまに飲むときにはどうしても酒量が増えてしまいます。
だいたいワインを半分(1本の)、焼酎を二杯(大きめのコップに薄めずにロックで)、暑い時はその前に缶ビールを一本といったのが常で、この前の健康診断の時にも結果を前に延々と保健師さんのお小言を貰ってきました。
かすかな望みを抱いてこの本を手にとったのですが、危険性を次々と読まされてがっくりです。
酒が大腸がんのリスクを上げる、乳がんもアルコールに関係がある、飲みすぎると男性ホルモンを減らす、寝酒の効果は一時的にしか無くそのうちにうつ病になるリスクも、冬の飲酒後の入浴は生命の危険も、等々。
それを避けるにはとにかく「適量飲酒を守ること」
一日あたり(一杯あたりではありません)アルコールとして20ml,すなわちビール1本、日本酒なら1合、ワインはグラス2杯。(これを全部飲むのではなく、一種類だけです)
読後感、まっくら。
一つだけ気をつけたいのは、飛行機で酒を飲むのは最悪とのこと。
酔いやすいというのは誰でも気がつくでしょうが、それは機内が地上よりも酸素濃度が低くなっているためだとか。
しかも、湿度がかなり低くなるため、アルコールを飲んで利尿作用のために体内の水分不足に陥るとエコノミークラス症候群を起こしやすくなるそうです。
最近は国内線ばかりなので飛行機で酒を飲むことはありませんが、かつて一度だけアメリカに飛行機で行った時はガブガブ飲んでしまいました。
それでも止められないのが酒なのでしょう。
酒好き医師が教える 最高の飲み方 太らない、翌日に残らない、病気にならない
- 作者: 葉石かおり,浅部伸一
- 出版社/メーカー: 日経BP
- 発売日: 2017/11/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る