徴用工への賠償問題からホワイト国除外へと、ますます拡大の一歩をたどる日韓関係悪化です。
韓国側での政府からマスコミまで挙げての日本攻撃の激しさは報道されていますが、日本でも同様のようです。
日本の新聞やテレビ、マスコミなどでも徴用工賠償問題の日韓請求権協定違反についてや、ホワイト国除外が報復ではなく通常の貿易管理問題であるといった、日本政府の立場の正当性の解説がほとんどとなりました。
沈静化を求める声は韓国では上げることすら不可能のようですが、それは日本でも起きつつあるようです。
その内容の是非はここでは取り上げませんが、またいつもの8月恒例行事、「不戦の誓い」との関連が気になります。
まさか、今の状況がさらに悪化して韓国との間に戦争が起こるなどということは誰も考えていないでしょうが、絶対に無いと言えるでしょうか。
戦争を起こすのは一部の指導者の陰謀や暴走によるものだけでしょうか。
国民全体の対外感情の悪化、そのような雰囲気が双方でたかぶり、衝突へと向かうということもありえない話ではないでしょう。
この時期、「戦争は絶対にいけない」といった言葉があちこちで聞かれます。
しかし、どのような社会の雰囲気から戦争容認に向かい得るのか、考えてみればそれほど特別なことではありません。
現在のような相手国への感情悪化が積み重なっていけば、「武力も使って」とならないとは限りません。
本当に「戦争は絶対にいけない」というのなら、このような出来事のすべてについて外国との摩擦を減らしていかなければならないのでしょう。
それが嫌なら、「戦争もあり得る」と言うべきなのでしょうか。
これまでは中国や北朝鮮を次の戦争の仮想敵国と考える人は数多かったようですが、まさかそれに韓国も仲間入りとは。
「遠交近攻」とは言いますが、隣国はすべて仮想敵国とするのでしょうか。