たまたま散歩を兼ねてスーパーに買い物に出かけたのですが、そこの館内アナウンスで流れていたのがこのセリフでした。
「地球温暖化防止のために、できることから一つずつ」その続きは聞きませんでしたが、多分マイバッグの使用を勧めるのでしょう。
なぜこのセリフを嫌うのか。
あまりにも偽善的な臭いに満ち満ちているからです。
今朝の記事にも書いたとおり、温暖化が二酸化炭素濃度の上昇だけが原因とは考えていませんが、もしもそうであったら、とてもじゃないけれど「できることから一つずつ」などでは足りるはずもありません。
「できそうもないことを大量に」やらなければ間に合いません。
自動車の私有を禁止し個人的な使用はできなくなるとか、プラスチックの使用は禁止とか、社会の構造自体を変えなければならないほどの処置が必要です。
それを、「できること」とやらでマイバッグを使ってレジ袋の削減をするだけ。
これで「なんか、環境に良いことをしたみたい」とつぶやいて、駐車場からマイカーに乗って帰宅する主婦の姿が目に見えるようです。
このような、雰囲気だけの温暖化防止を排除し、実質的な活動に進むかどうかを問うところから始めなければ。