1万円、5000円、1000円の紙幣を一新するという報道です。
1万円札は渋沢栄一、5000円札に津田梅子、1000円札に北里柴三郎ということです。
現在の紙幣の肖像は福沢諭吉、樋口一葉、野口英世ですから、よほど政治家が嫌いなのでしょうか。
その前の新渡戸稲造、夏目漱石といったところで、政治に関連した人はその前の1963年からの伊藤博文まで遡る必要があるのでしょう。
紙幣は偽造防止のためにある程度の間隔で作り直すということですが、キャッシュレス化推進の大号令のもと、またも前のめり政策をしようとしているのに、紙幣にコストをかけるのはもったいないのでは。
もちろん、こう書くのは本心ではなく、キャッシュレス化の方がはるかに危険性が高いと思っていますが。
紙幣の偽造なら、原版の製作から素材の調整、印刷技術に至るまでプロ技術者の集結が必要ですが、キャッシュレスの盗用ならデジタル技術だけでなんとかなりそうです。
さて、かつては紙幣の肖像画にはヒゲや髪の毛など複雑でありなおかつ微妙なニュアンスがある顔が最適と言われていましたが、北里さんはともかく、渋沢栄一、津田梅子ともにちょっとのっぺりとしたとらえどころのない顔のように思えますが、その点は大丈夫なんでしょうか。