爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

地震発生時の津波浸水予測地域に新築住宅 宮崎市の場合

NHKのニュースを見ていましたら、南海トラフ地震が発生した場合に浸水が予測されている地域に、新築住宅が多数建設され、人口が増えているという方動画ありました。

津波で浸水想定地区 半数近くで人口増 住宅新築も相次ぐ 宮崎 | NHKニュース

このリンクはおそらくすぐに切れるでしょうから多めに引用しておきます。

 

 

NHKは東日本大震災の発生のよくとしの平成24年と、ことしの、それぞれ1月時点での宮崎市の人口の変化を、行政上の区画、町や字ごとに独自に分析しました。

その結果、一部もしくは全域で津波による浸水が1m以上と想定されている76の地区のうち、47%余りにあたる36の地区で人口が増加していることが分かりました。

国は、浸水が1mを超える津波に巻き込まれた場合、ほとんどの人が死亡すると想定しています。

宮崎市南海トラフ地震が発生した場合など、津波が押し寄せることが予測されており、行政でもその浸水予測を発表しています。

しかし、NHKがそれらの地域の人口動態を調査したところ、多くのところで新築住宅が建設され人口が増加しているということです。

 

行政側は危険地域であっても住宅を建設するのは住民の自由だと言っているようですが、その反面、その地域に区画整理事業を実施し住宅地化を進めているのも行政のようです。

 

 

市の区画整理事業が新築を後押し

津波の浸水のおそれがある地区で住宅の新築が相次ぐ要因の1つになっているのが宮崎市区画整理事業です。

東日本大震災の8年前、平成15年に工事が始まりました。

それ以前には田んぼや畑が広がっていた地区に、最終的にはおよそ40万平方メートルの新たな宅地を作り出す計画です。

道路や公園の整備も進んでいます。

近くには大型のショッピングセンターがあり、整備された道路沿いに商業施設が建ち並んでいます。
 
東日本大震災のような災害は自分の街には関係ないと思っているのでしょう。
これは、住民も行政も同様のようです。