1月17日で神戸を中心に大きな被害を出した阪神淡路大震災より24年が経ち、様々な行事が行われたという報道もありました。
その当時、神戸気象台の予報課長をされていた饒村曜(にょうむら・よう)さんがYAHOOニュースに記事を書かれていました。
多くの災害が次々と起きますが、そのたびに色々な点を今後に活かそうという思いから対策が取られています。
しかし、災害というものは一つとして同じようなものはなく、それぞれに対して対応策というものも違ってくるということです。
神戸の震災の時には5000人以上の方が犠牲になりましたが、ほとんどが建物が潰れての圧死、そして火災による焼死でした。
そのため、「数の圧力」というものがかかり、他の犠牲者の少ない災害の場合は有効であった対策がまったく不可能ということも多かったようです。
例えば、生存者・犠牲者の安否情報も普通にテレビラジオの放送ではほとんど不可能。
車両の通行も、ほとんどの車が緊急車両になってしまい、それが通行不能。
気象台への来訪者も全部断ったそうです。
まあ、そうはおっしゃっても、やはり後から振り返ることは必要でしょう。
そこに、それぞれの「数の事情」を入れて考察するということが必須なのでしょう。
細やかな解析が求められるということだと感じます。