賀茂川耕助さんのブログ、今回は地球温暖化抑制のために石油等への補助金支出の停止をと言うことです。
記事によれば、石油石炭等の使用のために先進国を中心として年間およそ1000億ドル(11兆円)以上を支出しているそうです。
その結果、多くの国でガソリン1リットルが水1リットルより安く買えるということになっています。
それを止めなければならない理由は「二酸化炭素による温暖化によって気候変動」が起きるからと言うのですが、そこに多くの人たちが対策に踏み切れない理由があります。
賀茂川耕助さん(ビル・トッテンさんの筆名)は多くの点で非常に合理的で冷静な議論をされており、いつも参考にさせてもらっていますが、温暖化脅威説だけはあまりにも迂遠でまだるっこしいものとなっています。
そんな言い方より、「石油はこのまま使っていけばどんどん無くなる」という方がはるかにその危険性が明らかになると思うのですが。
石油の埋蔵量には限りがあると言うことは、皆なんとなく感じているでしょうが、それが無くなるのは何時かと言うことには明快な答えはありません。
しかし、「いずれは無くなる」のです。
それが10年先なら多くの人が生きている間に来るでしょうが、100年先ならほとんどの人はそれを見ることはありません。
しかし、10年先のことなら大変なことで対応も必須だけれど、100年先なら放っておいて今までどおり石油漬けの生活をしていても良いのでしょうか。
温暖化で平均気温が2℃上がることが大変だとは感じられない人でも、石油が高騰しガソリンがリッター1000円以上にもなるとなれば大変な事態だということが想像できるでしょう。
こちらの言い方の方がよほど理解しやすいと思うのですが。