著書も一冊読ませていただいたことのある、評論家の副島隆彦さんのブログ「学問道場」にはなかなか興味深い記述がありますが、今回の指摘は非常に考えさせられるものでした。
学問道場の中の「重たい掲示板」というところにある、6月13日付けの記事です。
[2327]6.12米朝会談 の真実。 日本だけが敗北した。
このように題された、副島さん御本人の投稿分ですが、6月12日に全世界の注目を集めて行われた米朝首脳会談で、実際に決まったのは次のことであるという観測です。
トランプは北朝鮮の非核化を決めたと称していますが、実際に決まったのは「ICBMは持たない」ということだけであり、核武装を解除するということはウヤムヤにされているのではないかということです。
すなわち、「アメリカに届かなければどうでも良い」ということであり、短中距離のミサイルは従来どおりとすれば、日本をはじめとする近隣国は相変わらず核ミサイルの脅威にさらされるということです。
その他の部分でも、トランプは金正恩に良いように踊らされたとしています。完全な外交敗北なのですが、虚勢を張っています。
そして、そのトランプのアメリカよりさらに最悪なのが、トランプに擦り寄りついていくだけの日本であるとしています。