世界中の注目を集めたトランプと金正恩のシンガポール会談の一日が終わり、蜜月とも言えるイメージを打ち出し成功と主張しています。
しかし、非核化を進めると言ってもその具体策はなく、制裁解除、経済支援といった話も決まっていないようです。
多くのメディアや識者も冷ややかな見方をしているようですが、まあこれには彼らの事情も絡んできますから、それを信じ切ることもできませんが。
具体策が出だしたところで、実は大きな食い違いが出てきて、トランプが「もうやめた」と怒り出して(あるいはそういうポーズを取り)台無しという行く末も十分に予測できますし、最悪の場合そこで開戦ということも無いとは言えないでしょう。
しかし、日本国内は拉致問題をトランプが一言持ち出したということで安堵、している(ポーズだけ)かのようです。
トランプ頼みだけではいけないという、当然過ぎる意見も出たりしていますが。
トランプも、数十億ドルをその一言で稼いだという素晴らしい成果を得ました。会談の成果より安倍に売りつけた戦闘機の成果の方が大きいかもしれません。
まあ、とてもこれで東アジアの緊張緩和とは行きそうもないという予想ができますが、どうなりますやら。ほんの少し前まで戦争寸前のような状況だったのが嘘のようですが、この状況が嘘のように(または幸せの幻影のように)思える日がまたすぐに来そうな予感です。