渡辺宏さんの「安心?!食べ物情報」では週一回の更新の度にカンピロバクターによる食中毒発生について取り上げられ、警鐘を鳴らし続けてこられましたが、今回は総まとめ的な記事が掲載されています。
http://food.kenji.ne.jp/review/review961.html
内閣府の食品安全委員会でもこの食中毒の防止のために検討が重ねられているようです。
そこで強調されているのが、鶏はカンピロバクターに感染しても異常を示さないこと(”健康な鶏”でも保有しているということ)、多額のコストをかけてカンピロバクターフリーの「陰性鶏群」を作ってもメリットがない、食肉化処理の段階で汚染が避けられないといったところです。
そして、市販鶏肉の汚染状況調査も引用されていますが、様々な調査結果で少なくとも20%、多いものではすべての鶏肉が汚染されているというすごいものです。
渡辺さんも強調しているように、鶏肉の生食などという、日本伝統の食文化でもなんでもないことを止めさえすれば何の問題もないことです。
いずれは牛レバー生食などと同様の措置が取られるでしょうが、今からすぐにでも皆が鶏肉生食は行わないという行動を取れば良いだけのことです。