爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

我が家の新聞購読紙変更の話

これまでも時々新聞記事について書いていますので、我が家の購読新聞が毎日新聞であったことはバレているかと思いますが、この4月からその紙面が大幅に変更になり、見づらくていけないので購読紙を変更することとしました。

 

どこが変わったかと言うと、これまでは地方版は熊本県独自のものだったのですが、どうやら部数の落ち込みが激しいようで、南九州3県(熊本・宮崎・鹿児島)共通の紙面となってしまったということです。

地方版の記事が熊本だけでなく宮崎や鹿児島のニュースも載せられ、非常に見づらくなりました。

他の地方では感覚が違うところもあるかもしれませんが、熊本・宮崎・鹿児島というのは相互にほとんど行き来もなく、あまり経済のつながりもないため、まあ「無関心」

そういった地域のことを報じられても興味が湧きません。

しかもすごいのが「訃報」

熊本県内であっても他の市町村のものはあまり関係ありませんが、それが他県のものまで見せられてもね。

面白いのが宮崎面で、なんと葬儀の会場まで書かれています。びっくり。

 

そこで、昨日から新聞を「熊本日日新聞」に変更しました。

これまで長いこと全国紙だけを読んでいましたので、少々感覚は違いますがまあ仕方のないところでしょう。

各市町村の「グランドゴルフ大会結果」なんていうのも書いてあります。

 

さて、ちょっと気になりますので、各都道府県で購読紙の比率はどうなっているんだろうと調べてみました。

すると、読売新聞調べという調査結果が見つかりました。

https://adv.yomiuri.co.jp/download/PDF/mediakit/general/mediadata2018/prefectures.pdf

まあ、いくら読売でもそれほどいい加減な数字ではないでしょう。

 

 

これを見て非常に驚きました。

これまでは、発行部数は読売1位、朝日2位、毎日3位という数字だけは聞いていたのですが、それに間違いはないものの、地域別に見るとそのイメージはまったく異なります。

 

ほとんどの県で、地元紙がダントツの1位でした。

都道府県で、読売が1位というところを見てみると、関東と近畿の大都市圏だけのようです。

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この結果の内の東北方面ですが、北海道東北のすべてで地方紙がトップ、しかも占有率40%以上という数値でした。(ついでに関東ながら栃木群馬も)

 

西日本はこのような数字です。

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地方紙が無いのか、山口だけは読売1位ですが、他の県はすべて地方紙がトップ、しかも鳥取島根での1位地方紙の比率は60%という、ほぼ独占状態。(独禁法は大丈夫なの)

そして全国紙の1位とはいえ読売が各県せいぜい10%程度。ほとんどの県で一桁です。

 

なお、掲載しませんでいたが、北陸も地方紙比率が非常に高く、60%近くに達しています。

 

全国紙の比率が高く、発行部数が多いといっても東京大阪近辺の大都会だけの話だったということに気づき驚きました。

 

なお、九州で最近一所懸命コマーシャルをやっている、産経新聞の「九州でも産経が部数を増やしています」という文句も、ウソではないのでしょうがほとんど無視できる範囲の数字であることが分かりました。(たとえば0.01%が0.05%に急上昇とか)

いやはや、またも知らないことに気付かされてしまいました。