文庫本の販売不振は図書館での貸出のせいだから止めてくれと、文藝春秋社の社長が全国図書館大会の席上で語ったそうです。
https://mainichi.jp/articles/20171019/ddm/004/040/004000c
冗談じゃないという感想しかないですが、様々な要因の中の一つではあるかもしれません。
記事中でもこの発言については批判も書かれています。
出版社の営業方針の問題でもあるでしょうし、文庫本とはいえ価格が高騰し一冊1000円を超えるものもあるのが問題とも。
私も毎月20冊以上の本を読みますが、そのほとんどは近所の市立図書館で借りたものです。
収入の乏しい隠居生活ではとても新刊を購入というのはめったにできることではありません。
それでもいくつかの本は自分で購入することもあります。それは、特に応援したくなる人の本です。
例えば、よくこのブログでも取り上げるFOOCOM.NETの松永和紀さんの本などはさすがに購入させてもらっています。
出版業界が苦しいのは分かりますが、図書館を目の敵にしてもしょうがないでしょう。
まあ、文藝春秋社の本はこれから購入候補から外しておきます。