爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

再生可能エネルギーは全然「再生可能」ではない。「環境問題を考える」近藤邦明さんが簡明な解説

”環境問題を考える」というサイトを運営されている近藤邦明さんが、いわゆる「再生可能エネルギー」なるものの正体を簡明に解説されています。

http://www.env01.net/fromadmin/contents/2017/2017_02.html#n1176

 

私もこのブログ内で繰り返し主張していますが、「再生可能エネルギー」と言われている太陽光発電風力発電などは、決して「再生」することはできません。

 

太陽からのエネルギーの流れの中で生活していくということは、古代の太陽エネルギーの蓄積である化石燃料エネルギー(石油・石炭・天然ガス)を消費していくことでエネルギー漬けの文明を築いてきた人間の社会を見直していくための目標とも言えるものです。

 

そのために、太陽光や風力というものを無理のない範囲内で使っていくというのは当然なんですが、近藤さんも書かれているように、現在の太陽光発電風力発電はそのプラント建設自体に多大なエネルギーを消費しており、今のところそのエネルギーはすべて化石燃料であるはずです。

 

そして、「再生可能」と言うのならすべて「再生可能エネルギー」変換装置の作り出すエネルギーのみで運営していかなければならないのですが、それは不可能です。

 

近藤さんの挙げておられるエネルギー計算にすべて誤りがないかどうかは分かりませんが、基本的には妥当であり太陽光発電風力発電により生み出されるエネルギーだけでそれらの装置の製造ができるはずもないということは明らかでしょう。

 

近藤さんの主張されているように、これらの「再生可能エネルギー」開発に費やされている化石燃料エネルギーはすべて「無駄使い」です。大切に使っていったほうがよほどマシです。

 

官民挙げてこれに狂奔しているのは、ここでもやはり「経済効果」を狙ってのことでしょう。

健康食品などと同様の仕組みが作用していると思います。