爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

トランプが日本の為替政策を批判 とうとうやって来ました。

選挙期間中から何度も言及されていましたが、大統領就任後はじめて日本などの為替政策(円安誘導)をトランプは批判したそうです。

 

とうとう来たか。

 

www.nikkei.com

まあ、国内への産業移転を目指す上ではじゃまになるのがドル高でしょうから、当然の対応でしょうが、日本政府の対処の心構えはどうでしょう。

特に、わざわざこんな時期に謁見に出かける安倍くんはどうするつもりでしょうか。

 

 なお、報道メディアによってはこのトランプ指摘に対し「為替相場介入は日本はしていない」などと言い訳をしているところもありましたが、そんな小手先の為替相場介入などはトランプも言及していません。あくまでもアベノミクスの本筋の金融緩和策が円安誘導という趣旨だと思います。

もし、お宅の新聞がこのように書かれていたら、政治経済分野の記事に信頼はおけませんので、即刻解約されることをお勧めします。

 

さて、このブログでもこれまでに安倍内閣の行状、アベノミクスの欺瞞性など何度もふれてきました。

その中で、あの日銀の金融緩和策で円安誘導したのがアベノミクスの実像(ただそれだけ)であると主張しており、アメリカがなぜそれを認めているのかが疑問。おそらく何らかの密約があるのではと書いてきました。

 

アベノミクス 輸出企業の利益がトリクルダウンされない理由 - 爽風上々のブログ

安倍内閣1000日 - 爽風上々のブログ

 

現在でもその推測は間違っていないと考えていますが、どうやらその密約は新政権には引き継がれなかったようです。

 

今度の謁見で安倍くんはそれを持ち出すのでしょうか。それとも政権が変われば仕方ないとあきらめて相手の言うがままになるのでしょうか。

10日の報道が見ものです。

 

なお、本ブログでは読書した本の書評を中心に1日1回は記事更新というつもりでやってきましたが、このところのトランプ騒動でそれ以上に書くことが出てきています。

まあ早く落ち着いてくれれば良いのですが、当分は無理かも。