政権暴走ぶりが目に余る今日このごろですが、カジノ法案がわずか数時間の審議で委員会強行採決されたとか。
さらに、税収の急激な落ち込みで今年度は赤字国債を急遽追加発行しなければならないとか。
本来ならばこのような状況は「政権末期的症状」と言わざるを得ません。しかしなぜか多数の議席を与えられているこの政権ではそうはならず、単に政権暴虐ぶりを示すだけのことになっています。
何度も書いているように、アベノミクスというもの自体が株価の吊り上げで好景気のように見せかけるだけの騙しのテクニックでしたので、本質的な経済状況改善には結びつかず、円高や原油価格下落と言った世界的な変動で揺さぶられるのは当然です。
そこで、繰り返し「経済成長を促す政策」とやらが手当たり次第のように乱発されていますが、今回のカジノ法案もその一つでしょう。
道徳的にも多くの悪影響が当然のように考えられるにも関わらず、景気回復だけを唱える連中に押され(各自治体は維新も含む)拙速というも愚かなほどの短期審議で強行採決とは、恐れ入るほどの暴挙ぶりです。
これが「美しい日本」でしょうか。誰がその趣旨に賛同しているのでしょうか。
できるだけ早くこのような政権から日本を「取り戻す」ことがこれ以上の日本の破壊を防ぐ手段なのですが、いつになったら日本の有権者はそのことに気づくのでしょうか。