この前の伊勢志摩サミット(G7)の会場では「水素水」なるものが配られてしまい、日本が良い笑いものになりそうという話がありました。
先進国首脳会議(伊勢志摩サミット)でエセ科学の水素水が配布されていて日本の恥 | netgeek
すると、バレエサロンをやっていらっしゃるという方のブログにこういった記事が。
どうなってんの⁉️水素水‼️ - 元バレリーナのオヤジなつぶやき!
どうやら水素水というものは相当な勢いで繁殖してきているようです。
おりから、いつも参考にさせて頂いているFOOCOM.NETの松永和紀編集長が、水素水の状況についてまとめていらっしゃいました。
水素水、「ニセ科学」と切り捨ててはいけないが、エビデンスありとは言い難い | FOOCOM.NET
産経新聞などがこのような風潮を批判的に取り上げたようですが、それには研究者の大学教授が反論しているそうです。
しかし、これはちょっと反論の方向がおかしいようです。
研究者はきちんとした実験手法でやっているので、いい加減な商品といっしょにするなということでしょうが、それを産経新聞に対して批判する前に、そういった商品を出している業者を自分で批判すべきでしょう。それが水素の生理効果を研究している人間としての役割の一つではないですか。
松永さんの記事によれば、確かに太田教授の研究のように水素ガスの細胞への効果というのは存在するようですが、それが水素水の効果に繋がるわけではなく、さらに現行の商品の水素濃度というものは非常に低いものが多いようです。
いつもながら、「なんとなく身体に良さそう」という雰囲気だけで商売をしようとする連中の横行する場となっているようです。
そんなものに余計な金は使わないこと。それが一番大事なところです。