爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

”賀茂川耕助のブログ”を読んで No.1146 注目集まるトランプ氏

賀茂川さんのブログ、今回はなかなか勢いの衰えないアメリカ共和党大統領候補のトランプ氏についてです。

No. 1146 注目集まるトランプ氏 | 耕助のブログ

 

共和党主流派といわれる人々は何とかトランプ阻止ということに絞った選挙対策をしているようですが、まだまだトランプの強さは続いています。

 

さすがにアメリカの国情に詳しい(当然ですが)賀茂川耕助さんですので、これまでの選挙では民主・共和の争いといってもその内実にはほとんど変わりはなく、少々看板の色が違う程度でやっていることはすべて大企業やウォール街のための政策であるということは強調して居られます。

 

そのような大統領選びというものにようやくアメリカ国民も気付いたのでしょうか。これまでの共和党主流派の主張とはかなり異なるトランプが力を得ていることにそのわずかな兆候が見られるのかもしれませんが、今後の展開としては大統領候補者暗殺という可能性もあり得るとしているのがアメリカらしいと言えば言えるところでしょう。

とんでもない話ですが。

 

最後の文、実際にトランプが大統領になっても彼のこれまでの立場を覆すような大企業やマフィアに不利益になるようなことをするとは考えられないということも、事実に近いでしょう。

そうなれば、たとえ大統領に就任したとしても、ときどき、所々に大向う受けを狙うような発言はしても、政治の大勢はこれまで同様という可能性も強いということでしょう。

 

そうであっても、今のアメリカの権力者層に衝撃を与えることは間違いありません。

民主党がこれまでの流れ通りにヒラリー・クリントンが指名され、大統領選も順調に行けば勝利して初の女性大統領ということになるのかもしれませんが、そうであればこれまでの路線通り、間違いのない流れにはなるでしょう。

 

しかし、銀行の証券業務兼務を解禁したグラス・スティーガル法を撤廃したのがビル・クリントン大統領時代であったということは象徴的かもしれません。

この前読みかけたスーザン・ジョージの本によれば、そこからアメリカの大銀行の暴走が始まりあの金融危機に続いたのですから。

 

どうなるか、アメリカ大統領選挙。目が離せないまま11月に向かうのでしょう。