爽風上々のブログ

熊本の片田舎に住むリタイア読書人がその時々の心に触れたものを書き散らしています。読んだ本の感想がメインですが(読書記録)、エネルギー問題、食品問題など、また政治経済・環境問題など興味のあるものには触れていきます。

不思議な言葉「スラー」

今日は朝から散歩に出かけたのですが、近くの分譲地では建設業者が住宅建設の工事を実施していました。
ちょうど、トラックからクレーンで資材を下ろしているところだったのですが、クレーン運転者に対して指示をする人が「スラー、スラー」と声をかけていました。

久し振りに聞いた言葉で懐かしさを覚えました。
もう37年も前になりますが、東京の大学を卒業して就職するとすぐに熊本の片田舎の工場勤務を命ぜられ、赴任して地元のおっさんたちと作業に明け暮れました。
入ってすぐの頃に機械整備のスケジュールが入っていて、大きな設備の分解清掃を手伝ったのですが、クレーンで分解した部品を降ろす際に当時の係長が指示を出すのに「スラー、スラー」と言ったものでした。こちらは初めて聴いた言葉で何のことか判らなかったのですが、どうやら「降ろせ」という指示ということだろうと推察したものでした。

その後はそのような現場作業からは離れたということもあり、またこちらの工場でも地元出身者はほとんど採用しなくなって全国から集まるようになったということもあって、その言葉を聞く事もなくなっていました。
そんなわけで、今朝久し振りに聞いてなにか嬉しくなったのですが、帰宅して生粋の地元出身者の家内にそれを話しましたが、「そんな言葉は聞いたことがない」ということです。
どうも、普通の人が使うような言葉でもないようです。

いったいどこから来た言葉なのでしょうか、「スラー」とは。